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2018年8月21日火曜日

2016年の氷灼と自分自身について

※これは2016年9月1日に書き残してあった文章です。書き直すのが面倒だった当時の心境が伝わり易いかなと思って一部そのままにしてあります。生温かい目で読んで頂ければ幸いです。

本文

 ここ最近(当時)とあるソシャゲに嵌ってしまいまともにパソコンの起動すらしてませんでした。ブログどころか文字打つのすら久し振りです。デッキ構築に行き詰まって気晴らしにと半分ヤケになって手を出したらiPod touch 4Gで思いのほかサクサク動いたので抜け出せなくなりました。いやあ、冗談じゃなく駄目ですね。大事な時に何やってんでしょうか、全く...

 とまあ挨拶はこれぐらいにしてデッキがどうなったのか説明というより言い訳して行きたいと思います。現状デッキが出来ないというか、自分の構築力と性格的に多分いつまで経っても完成しないだろうなという絶望からこの記事を書きました。

 1.構築の基本方針 ABCとの差別化の鍵

 前回ABCが来たから音響氷灼は駄目になったという短い記事を書いたんですが、実はその前から多分駄目だろうなという予感はしてました。というのも実際に闘ってる中でどうしても納得出来ないプレイングがあったからです。

 場面は中盤、相手の場には乗り越えなければならないモンスター達、自分の場にはギータス前線基地、手札には氷岩灼岩コンビネーションアタック と必要なカードは全て揃ってました。しかし、氷灼の打点では突破が出来ないこの状況で自分が何をしたのかというとコンビネーションアタック を切ってデッキからドラムスを特殊召喚しました...カードが揃っていたのに氷灼はシンクロ素材になってしまったのです。

 その出来事があまりにも印象的過ぎてその試合勝ったのか負けたのか、そもそも誰と闘っていた時にそれがあったのかすら覚えてないんですが、何となくやりたくないけどやらなきゃならない時もあるよなと思っていたことをいざやってみたら想定以上のダメージを喰らった瞬間でした。

 また別の場面では自分に余裕のある時、展開後おまけのように氷灼を装備してバトルを行うという酷いプレイングもしました。元々エクストラデッキに入っていないととはいえエクシーズしてライトニングダークリベリオンなどが出せる場面で相手を舐めてるとしか言えないことをしてしまい、非常に失礼だったと後悔しています。

 なので自分が納得して闘えるようにと考えた結果とある結論が見えて来ました。
氷灼が揃う場面でエクストラデッキから特殊召喚出来ては駄目だ、と。

 そんなこんなで考えていたのが実は今年(2016年)の初め頃でした。ですが、どうにも上手く行かなくて挫折してたのですが、ABCの登場によりいよいよもってあのカードを使わなければならないだろうということがはっきりしました。


 ダークチップヲツカイナサイ...ツヨクナリタインダロウ...ツカイナサイ...

自分「クックック...これがいつものデュエルだとでも思っていたのか?」

相手「どういうことだ?」

自分「こいつを使ってしまったらもう後戻りは出来ない」 チラ

相手「ば、バカな!?それは禁断のカード!?」

自分「クックック...そういう事だ...さあ、互いの魂を賭けたデュエルを始めようじゃないか!」



 茶番はこのぐらいにしてカード紹介に移ります。今回のキーカードはこちら

オレイカルコスの結界
 
フィールド魔法

①このカードはデュエル中一度しか発動できない。

②このカードの発動時に特殊召喚された自分のモンスターを全て破壊する。

③このカードが存在する限り、自分はエクストラデッキからモンスターを特殊召喚出来ない。

④このカードは1ターンに一度、カードの効果では破壊されない。

⑤自分の場のモンスターの攻撃力は500アップする。

⑥自分の場に攻撃表示のモンスターが2体以上存在する場合、相手は低い方のモンスターを攻撃対象にすることが出来ない。

このデュエルに敗北した者は魂をリリースされる

※テキストは要約してあります


 いやあ、ついに来ました。このカードを使う時が。もう大分前に氷灼に合ったフィールド魔法が何か欲しいなと思って色々探してた時に見つけたやつです。フィールド魔法ってなんか格好良いですよね。単純に氷灼を両方強化出来るカードを探していたのもあったんですが、なんかそういうアニメみたいな雰囲気に憧れてました。主に摩天楼の影響でしょうか。

 ...話を戻しましょう。これを使うと何が出来るのか。

 まず、下級モンスターを氷灼で捌くことが出来るようになります。氷灼の両方を永続強化出来るカードは実はあまり存在しません。最近出たカードで有力なのはダークドリアードでしょうか。併用すれば上級モンスターに勝てる可能性も出て来ます。これはとても嬉しいことです。

 次に先述した通りエクストラデッキが封じられます。これは見つけた当初は流石に無茶だろうと思っていたのですが今見ると何という素晴らしい効果なのかと思えるようになりました。この状況下では流石のABCも真の力を発揮することは出来ない筈なので採用しない理由が出来ました。

 そしてこれが一番嬉しかったことなのですが、フォーメーションユニオンに新しい使い道が出来ました。⑥の効果は永続罠であるガリトラップ-ピクシーの輪と全く同じ効果なのですが、同じ攻撃力のモンスターのみが2体以上並んでいる場合、相手は攻撃が封じられます。つまり、装備状態の氷灼を相手の攻撃宣言時に解除すれば攻撃が防げるようになるのです。まあそんな悠長な事が出来るほど甘くは無いのかも知れませんが一生に一度はやってみたいものですね。

 発動時の破壊効果も例えばピースキーパーを破壊すれば氷灼のサーチが出来ます。また氷灼を素材にすることで出せるスパイダーシャークヘルフレイムゴーストも破壊効果を能動的に使うことが出来ます。特にヘルフレイムゴースト は攻撃力上昇効果との相性も素晴らしく、常に除外効果を使えるようになるのです。あとはピュラリスで相手を弱体化させたり、バルムンクで氷灼を蘇生とすることも出来そうです。いやあ、素晴らしい...




 ...とか思っていたのですがどうにも構築が上手く進みません。

 
 2.帝軸で試してみる

 まずエクストラデッキを封印するということで一番初めに思いついたのが帝王関連のカードを絡めることでした。帝カードの中には氷灼と相性の良さそうなカードがいくつかあったからです。

 考えてた動きはこんな感じでした。

  1. 光帝クライスでピースキーパーを破壊してドローしつつ、氷灼をサーチ。
  2. オレイカルコスの結界を貼り、一度目のコンビネーションアタックを決めた後、帝王の轟毅を伏せる
  3. 相手のターンに轟毅を発動してクライスをリリースして、相手のカードを止めつつ氷灼とオレイカルコスの効果で攻撃を封じる
  4. 次のターンに何かをリリースしてアングマールを召喚し、コンビネーションアタックをサーチして再び使う
 とまあ、こんな感じで考えていたのですがどうにも次の課題が克服出来ずにいました。

 課題1.ピースキーパーをどうやって呼び出すか

 これがどうにも上手く行きません。ピースキーパーを呼び出す方法には以下の方法があります。

場に出す方法
  • ロードウォーリアー
  • ナーガ
  • スクラップリサイクラーからのゲットライド
  • 巨大ネズミ
また以下の方法からの前線基地かP召喚もあります。
  • マシンナーズギアフレーム召喚
  • ギアボックスでサーチ
  • ギアギガントクロス
  • ダークドリアード
  • バイオファルコン
この中で帝を使う場合に一番良さそうなのがロードウォーリアーでした。
  1. 天帝従騎イデアを呼び出すことも出来る
  2. ロードシンクロンは氷岩魔獣と合わせればドゥローレンになれる
  3. ロードシンクロンには地味にレベルを上げる効果があり、帝王の轟毅でリリースも出来る
ただ、ここから実際にシンクロして展開するには中々自分にはハードルが高いのでした。

 まず、ロードシンクロンにアクセスする方法に良いのが思い付きませんでした。



文章はここで途切れている...



※ここからは2018年現在から見た当時の気持ちの加筆です。
注意※具体的なカードの考察はありません。印象で語ってる部分もあります。その点をご了承ください。

 そういう感じで足りない頭を使って色々と考えてはいたのです。帝軸も最初は良いかなと思ったんですけど、実際に触ってみると帝の強さが濃く出てしまって、場合によると氷灼をリリースに回して闘うという本末転倒で非効率的なプレイングをしてしまうという事もあってなんか駄目っぽいなあと感じるようになって変える事にしました。

 次に目を付けたのがコアキメイルです。「必要な種族・属性(機械、炎、水)が良い感じに居る」「魔法を回収できる」「エンドフェイズにピースキーパーのサーチを能動的に使える」「エクストラを最悪使わなくても闘えそう?」という感じだったのですが、繋がりは見出せたように思えても単純にカードの枚数が足りないというか回し方が解らなくて駄目でした。召喚権が足りなかったりして、序盤にどう闘ってアドを取ったりすれば良いのか全然視えなかったのです。

 後はダークドリアード軸も少し考えました。ドリアード召喚して、氷灼やギアボックスをトップに置いて《デーモンの宣告》などで回そうかなと。ただやっぱりどうにも無理がある気がしたんですよね。音響氷灼の様なユニオンによる能動的な動きは無くて、本当に介護されてる感じが強く出てしまいました。構想段階では「氷灼を強化して殴れるぞ」と思ったのですが、自分の構築した段階だと「こんなに頑張って何やってるんだろう?」って感じになってしまいました。《星見鳥ラリス》で《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》を突破したりする構想もあって中々面白いかなとも思ったのですけど、まあそれなら氷灼に拘る必要は無いなという結論に至りました。

 まあそんなこんなで敬遠していた新規ユニオンカード群を使おうかなと当時最終的には思った訳です。《オレイカルコスの結界》を使うならABCで回す事は出来ても闘う事は出来ないし、A・B・C並べて発動すれば墓地効果云々でそのまま氷灼に繋げそうだなと。墓地にABCが揃っているから相手に《オレイカルコスの結界》を除去させない牽制にもなるなと。

 ただ、元々気持ち的にも色々と落ちてたのもあって考えれば考える程無いなって思いました。回りはすれど、無駄にエクストラ封じたり、とにかくやる必要が無い事ばかりする訳です。自分でも「そのままABCで闘ってりゃ良いんじゃない?」って思いました。《コンビネーション・アタック》だって《ゲットライド!》だって使える訳です。それらをアド損になってしまう氷灼に割くのは本当に愚か者以外の何者でも無いなと少し考えれば誰でも分かると思います。面白さや雰囲気を重視する闇ゲ環境ならまだともかく、カジュアルデッキとしては相手を舐めてるとしてか言えないプレイングになってしまうので単純に失礼だなとも思いました。

 で、そうやって考えてる内に「ああ、やっぱり音響氷灼って最高だったな」って思うようになったんです。何だかんだ、自分はあのデッキ凄く気に入っていたのだなあと。あの独特なサーチ方法から《前線基地》で氷灼がピョンピョン飛び回る様は使ってて本当に楽しかったのです。最初にそのデッキを使って勝ったオフでは「ユニオン使って闘ってる人初めて見ました」と言われたりして嬉しくなったのも思い出しました。

 そうして色々と思い出している内にもう十分かなと思ってしまったんです。あのデッキは動画に出したいし、闘ってみたかった人もまだ居たけどそれでももう十分彼等(氷灼)は活躍してくれたかなと。ずっと自分の好きなカードで闘いたい、強くなりたいって思っていた未練は達成されてて、後はどう頑張っても個人的に抱えてる問題とかもあったりするので難しいと言うか上手く出来ないだろうなって、そう思ったのが最後でした。色々と大風呂敷を広げていただけにどう言って去れば良いのか分からなくて、結局そのまま姿を消すしか出来なくて、それは本当に申し訳無かったと今でも思っています。

 それをずっと引き摺ってて、誰かに怒られたりとかそういうのではなく自分が中途半端に残してしまった爪痕みたいなのを見つけるのが怖くて、Twitterや動画を見たりすること自体が出来なかったんですけど、最近になって漸く振り返る事が出来るようになりました。関わった人達がまだ生存していたのを確認して安心したり、活躍の場を広げていたりするのを見て結構驚いたりしました。

 今後自分が遊戯王に復帰する事があるのかは分かりませんし、気にされてる方が居るかは分からないのですが、これを見て少しでも安心して頂けたらなと思います。何だかんだ精神肉体共に元気です。最近は他に気に掛かる事があって昔みたいにデータベースを検索して相性の良いカードを一から探すことが出来なくなってるので、気持ちが向いて余裕が出来たらまた少し始めてみようかなと思ったりもしています。長くなりましたがこれにて生存報告を終わります。出来たらまたいつかどこかでお会いしましょう。それでは

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