まあ色々あって音響に辿り着きました。多分この基本構築から変わることは今後ユニオンサポートの新規が出るまで無いでしょう。かなり書くことが多いのでまず氷灼を組むうえで課題であり、どういう経緯で音響が候補に挙がったのかを説明というより言い訳してゆきたいと思います。割と前から使えるかも知れないと思ってましたが
「音響使えば何でも出来る」と巷で言われており、正直あまり頼りたくないなと思って実際には試していませんでした。まあ自分もそう思ってる内の一人でしたが...
氷灼の課題 1.機動力の確保・前線基地のサーチ
説明するまでもなく散々言われてるユニオンの基本課題です。固有名のサーチカードは存在してないので、永続魔法の関連や汎用サーチカードを使う必要があります。
番犬ウォッチドッグも居ますが
魔法を切らないといけないのと召喚権と特殊召喚を放棄してしまうので、自分はお馴染みの
マジカルシルクハット+
Z-ONE を採用してました。先行で
キラートマトをセットして戦闘破壊されたら
終末の騎士をリクルートし、効果で
バックジャックを落としてその効果で
シルクハットが捲れたらそのまま発動という流れを考えてましたが、初手に
キラートマトが引けなかったりすると全く何も出来なくなってしまってたので根本から色々と考え直してました。
また基本的に機動力が足りないのでデッキを回すカードも何か考えなければなりませんでした。その時は
ゴルゴニックゴーレムを必須枠で採用していたので
星邪の神喰を使って色々と準備を整えるつもりでしたが、この
星邪の神喰も中々に曲者で先ほどの
シルクハットでまずサーチしなければならなくなってしまっていたので
前線基地のサーチが後回しになってしまいました。
マジックリサイクラーと
ジャンクコレクターと
くず鉄の像を使って
Z-ONEを戻して墓地の
シルクハットを再び使うみたいなことを考えていましたがそう毎回都合良く出来ません。実際ハンドアドも殆ど増えませんから何かまた他の物を混ぜなければいけないなと思ってました。
なのでバトルフェィズに生き残り、
シルクハットで裏にする意味があるモンスターを他に色々と探していたのです。リクルートするなら特殊召喚時と反転召喚時に効果発動する
終末の騎士以上のモンスター、戦闘破壊耐性なら
マシュマロンなど、リバース効果モンスターなら守備が高く簡単にはやられない
素早いビッグハムスターなどでしょうか。そんなこんなで考えてる内に
音響戦士サイザスが候補に挙がりました。
氷灼の課題 2.ユニオンサポートカードの汎用性
ユニオンを象徴するカード、
前線基地、
フォーメーションユニオン、
ゲットライド、
コンビネーションアタックのこの4種のサポートカードはそもそも決められたモンスターが揃わないと発動条件を満たさないのでこれまで腐ることが非常に多かったです。基本的にそれ以外のモンスターが実はかなり邪魔になるのですが、ユニオン関連のカードだけではデッキを回すには不足なのでどうしても他のモンスターに頼らざる得ません。
氷灼は一応、
ゲットライドからランク4エクシーズに繋ぐことが出来ますがそれだけでは「召喚するだけで墓地から釣り上げる効果を持つモンスター」が沢山いる昨今あまりにも消費が激し過ぎますし別にそれをするだけなら彼等じゃなくても良い訳です。
一応
ピースキーパーの装備条件が機械族と比較的に緩いので機械族を中心にデッキを組めばなるべく腐らせずに済みそうだなと考えました。そう、
音響を採用した第2の理由は機械族だからです。ただ、普通に機械族で固めると氷灼を使うよりマシンナーズや他の機械族で固めた方が色々と安定してしまうのでまあ悩ましい部分ではありましたが音響はその辺りを上手く差別化出来そうだったので入れました。
ピースキーパーをサーチする関係上
ギアフレームも入るので
ギアギガントX を組んで
ギータス もサーチ可能など安定性はかなりあるだろうと思いました。
氷灼の課題 3.エクストラに入れたいモンスターの素材条件がバラバラ過ぎた
氷灼で色々と頑張ろうと思ったときにエクストラに入るモンスターを調べていたのですが、まあ見事に素材の指定がバラバラでかなり困りました。氷灼で魔法罠を割るために伏せカードを封じれる
銀嶺の巨神 は
地属性、厄介な永続のカードを無効に出来る
シルフィーネ は
鳥獣族。
灼岩魔獣の種族を生かせる
ヘルフレイムゴースト は
炎族、
ピースキーパーを割って蘇生とサーチが同時に出来ると
ショウフクは
幻竜族などと出したいモンスターにことごとく縛りがあって正直これら全部はどうやっても共存出来ない気がしてました。音響はその辺を簡単に解決してくれたので非常に有難い存在でした。
氷灼の課題 4.風林火山
もうずっと前からですけど氷灼で
風林火山を決めたくて決めたくて仕方なかったんですよね。属性の違いも生かせるしなにより突破手段が無い時の切り札になります。相手の場にカードが無い時もハンデスやドローが出来るので腐ることはありません。勿論、使えればの話ですが。音響の採用を考えた時に元々の属性が
風なのと
ドラムスで属性が変更できるので
風林火山が何の違和感もなく入ることには感動しました。
没になった採用理由 ゴルゴニックゴーレムの帰還
これはその時は十分な理由としてあったのですが今は没になってしまったものです。
氷岩魔獣の効果で伏せカードを破壊する為に
ゴルゴニックゴーレムを採用してましたが、これを再利用する為に
異次元の一角戦士を入れてたのでその特殊召喚条件を音響なら満たしやすいだろうという理由がありました。実際に組み込んでみると音響が予想以上に枠を喰い、
星邪の神喰も不要になり、また
終末の騎士にアクセスする暇が無くなってしまったので没になりました。最終的に除外されてるのはLv4の
サイザスぐらいなので使う機会がほとんどありません。効果が無効になっても
ゴルゴニックゴーレムは墓地で発動するので全く問題無い点がかなり気に入っていたので正直残念でした。
以上が採用を決めた主な理由でした。 実際に試した所、想像以上で
ギータス にアクセスできれば展開力は十分なのでまず
星邪の神喰をサーチする必要が無くなりました。
シルクハットから
前線基地をそのまま持ってこれるのでユニオンである意味が生かしやすくなりました。それだけでもかなり気分が良かったです。
これだけで十分だったんですけど使ってる内に音響戦士にピースキーパーを装備してピアーノで種族を変更すると装備対象不適切で破壊されてサーチが出来ることに気づきまして動きの選択肢が別次元になりました。もう今ではこのデッキの目玉と言っても良いのですが完全に想定外でした。もう見つけた時は興奮して頭がおかしくなりましたね。まさかこんな可能性が眠っていたとはと...5年前の自分に早く気付けよと言いたい...
これについては長くなりそうなのでまた別に書きたいと思います。いつ更新するか分からないんですけどね。